iPad用フィルムはどれを選べばいい?フィルムの種類や選び方について解説

2023.04.14解説

iPad用フィルムは、画面の保護や指紋や傷を防ぐことができる重要なアイテムです。しかし、市場には様々な種類のフィルムがあり、どれを選べばいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。今回は、iPad用フィルムの選び方について、種類や選び方にていて詳しく解説します。

1.なぜiPadに液晶保護フィルムを貼るべきなのか?

iPadにフィルムを貼る理由は、画面の保護と美観の維持です。iPadはiPhoneやスマホに比べて画面が大きいため、傷や指やほこりの汚れが目立ちやすいです。それらを防ぐために、フィルムを貼ることで、画面の保護や指紋や傷の防止、美しい状態を保つことができます。

また、iPadは高価なディバイスなので、万が一の事故で壊れてしまうと高額な修理費用がかかってしまうことがあります。フィルムを貼ることで、落としても割れにくくなり、iPadの寿命を延ばし、長く快適に使用することができます。こういったメリットがあるので、iPadにフィルムを貼っておくことをおすすめします。

2.iPad用フィルムを選ぶ際のポイント

傷や汚れから守るためにはiPad用フィルムを貼っておくことが有効です。しかし、フィルムにはさまざまな種類があり、用途に合わせて選ぶ必要があります。

2‐1.iPadのサイズに合わせたフィルムを選ぶ

現在、4種類のサイズのiPadが発売されています。Touch IDで指紋認証ボタンがついているものやFace IDで顔認証に対応しているもので画面サイズが異なります。サイズが合った保護フィルムを使用しなければ、本来の効果を発揮することができません。iPadのモデルによって、画面サイズが異なるため、購入前に必ず画面サイズを確認し、あったフィルムを選ぶことが大切です。

2-2. 用途に合わせた素材の選択

iPad用フィルムには、大きく分けて、プラスチック素材のものガラス素材のものがあります。プラスチック素材のフィルムには、PET、TPUなどの種類がありますが、フィルム薄く柔らかいのが特徴です。また、指紋や汚れがつきにくいというメリットがあります。一方、ガラス素材のガラスフィルムは硬く、割れにくいため、耐久性に優れています。また、液晶画面に近い透明感があるため、画面の鮮明さを損なうことがありません。フィルムの用途や個人の好みに合わせて、素材を選ぶことが大切です。

2-3.iPadで Apple Pencilを使用するか使用しないか?

iPadを使用する上で、Apple Pencilを使用する場合は、ペン先が摩耗しにくく、指で触れた時の滑り具合も良いフィルムがおすすめです。ただ、Apple Pencilで文字を書いたり、イラストを描いたりする場合は、ペーパーライクタイプがおすすめです。

ペーパーライクタイプは、Apple Pencilを使用した際に、つるつるした感じではなく、ざらざらしたような引っ掛かりのある紙に書いたような感覚のフィルムです。書いた際の感覚が紙に近いという部分に特化しているため、ネット検索や動画視聴メインで画面をキレイに見たいという方には不向きです。

2-4. iPadへの取り付けやすさ

フィルムの取り付けが難しいと、気泡が残ったり、フィルムが歪んでしまったりすることがあります。

PETフィルムは、素材が薄く柔らかいため、ガラスフィルムに比べて貼りにくく、気泡が入りやすいという特徴があります。特に、iPhoneやスマホに比べて画面サイズが大きくなるiPadでは難易度がさらにあがります。

一方、ガラスフィルムは、薄いPETフィルムに比べて比較的厚みがあるため、貼り付ける際に歪みやズレが少なく、簡単に貼り付けることができます。また、エアーレス加工が施されているものを選ぶと、自然と空気が抜けてくれるので、気泡が入りにくく簡単に貼り付けができます。

2-5. 耐久性について

iPadは、よく利用するディバイスなのでフィルムの耐久性も重要なポイントの一つです。フィルムが割れたり、傷がついたりしてしまうと、保護するための意味がなくなってしまいます。耐久性が高い素材を選ぶことで、長期間にわたってしっかりとiPadを保護することができます。また、耐久性の高いフィルムであれば、日常的な使用による摩耗や汚れも防ぐことができます。

3.iPad用フィルムの素材について

3-1 PETフィルム

PETフィルムは、ポリエチレンテレフタラートという素材を使って作られた軟質のフィルムです。薄いのでiPadのタッチ操作が滑らかに行え、操作の邪魔をしないという特徴があります。

また、比較的安価に価格で購入できるため、手軽にフィルムを貼りたい方にはおすすめです。

ただし、フィルムそのものが薄いので、細かい傷からiPadを守れますが、落下の衝撃などには強くないです。また、薄くてペラペラしているので、iPadの大きな画面に気泡を入れずに貼り付けるのは難しいです。

3-2 ガラスフィルム

ガラスフィルムは、硬度が高いガラスを使って作られたフィルムです。硬度9H以上で、表面のひっかき傷や落下時の衝撃からiPadを保護することができます。硬い素材でできているので、貼り付けの際もペラペラしてずれる心配はありません。また、ガラスフィルムは透明度が高いため、フィルムに比べて画面がクリアに表示されるのでiPadの画面の明るさを損なうことがありません。

ただし、PETフィルムに比べ比較的価格くなりがちで、厚さもあるので、繊細なタッチを必要な作業が多い方には不向きです。

4.iPad用フィルムの画面加工について

4-1 高光沢(グレア)タイプ

高光沢(グレア)タイプのフィルムは、画面の明るさや鮮やかさを強調する効果があります。しかし、直射日光や強い光源に照らされると、反射して画面が見にくくなることがあります。また、指紋や汚れが目立ちやすいので、清潔に保つ必要があります。

4-2 反射防止(アンチグレア、ノングレア)タイプ

反射防止(アンチグレア、ノングレア)タイプのフィルムは、反射を抑えることで、直射日光や強い光源に照らされても画面が見やすくなります。また、画面自体が白っぽく不鮮明でさらさらした手触りになっています。そのめた、指紋や汚れが目立ちにくく、手入れが簡単です。しかし、画面の明るさや鮮やかさを弱める傾向があるため、クリアに鮮明に画面を見たい方には不向きです。

4-3 のぞき見防止タイプ

のぞき見防止タイプのフィルムは、画面の視認性を低下させることで、他人からののぞき見を防止します。斜めから見ると、画面が暗くなり、情報漏洩を防ぐことができます。ただし、直視時の画面の鮮やかさはやや低下します。

4-4 ブルーライトカットタイプ

ブルーライトカットタイプのフィルムは、ipadから出るブルーライトをカットすることで、目の疲れを軽減することができます。しかし、画面の色味を青や黄色っぽく変化させてしまうため、クリアに鮮明に画面を見たい方にはおすすめできません。ご自身の利用状況によって使い分けましょう。

4-5 ペーパーライクタイプ

ペーパーライクタイプのフィルムは、紙に書くような感覚でApple Pencilを使用することができるため、デザインやイラスト制作に適しています。また、画面の鮮やかさはやや低下しますが、文字や線画のくっきり感が向上します。ただし、表面が粗いため、指紋や汚れが目立ちやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。

5.まとめ

iPadのフィルムを選ぶ際には、素材や種類、特徴に注目し、デメリットや注意点も押さえておくことが大切です。利用用途によっておすすめのフィルムは変わってきますが、Apple Pencilを使用するか、動画視聴がメインか、などいくつかの利用シーンによって選ぶフィルムは違ってきます。自分の使用用途や好みに合わせて、適切なフィルムを選ぶことが大切です。フィルムの種類や価格帯を比較し、自分に最適なフィルムを選びましょう。