スマホガラスフィルムの9Hとは?保護フィルムと比較しながら解説します!

2022.11.23解説

iPhoneやスマホ(スマートフォン)の画面を保護するフィルムは、現代のスマホユーザーにとってマストアイテムです。スマホを新規購入したその日に購入する人も多いでしょう。その種類も豊富で何を選べばいいのか迷ってしまいます。
今回はガラスフィルムと保護フィルムの比較や、スマホ画面のフィルムを選ぶ際のポイントとなる硬度、よく見かける「9H」の意味などをご紹介します。「よくスマホを落とすから、画面を確実に守りたい」、「強度やその単位を理解してから購入したい」という方はぜひご覧ください。

1.スマホガラスフィルムの9Hとは?

「H」とは、硬さの度合いを表す単位です。英語の「ハード=Hard」の頭文字をとっており、その度合いは1~10で表されます。9Hとはいったいどれくらいの硬さなのでしょう。詳しく「H」の単位について説明していきます。

1-1 硬度の単位について

実はこの「H」は、鉛筆の硬さを測る単位と同様です。鉛筆の上部には「1H」「2H」といった記載があり、Hの数値が高くなるほど、芯が硬くなり色は薄くなっていきます。

また鉛筆には「B」の単位もあり、これは「ブラック=Black」の頭文字からとったもので、濃さの度合いを表しています。

「H」で表現される硬さの度合いは、「鉛筆硬度」と呼ばれています。ガラスや塗装コーティングなど、表面の硬さの表し方として「鉛筆硬度」を用いることが現在主流となっています。鉛筆の硬さでいえば、日常の使用において、1Hか2Hが販売されていますが、9Hの鉛筆を見たことはないでしょう。そのため9Hの硬度といってもイメージしづらいかもしれませんが、9Hの鉛筆で書いたり擦ったりしてもキズがつかないレベルの硬さです。人の爪の硬さは2Hほどの硬さであるため、9Hの硬さのフィルムであれば、スマホを操作していても傷つかないレベルといえます。

1-2 キズのつきにくさは鉱物硬度

硬度のレベルはどのようにして調べられるのでしょうか。物質同士をこすり合わせることで、どちらの表面にキズがついたかを調べます。キズがついたほうが、硬度が低く、逆にキズがつかないほうが硬度は高いといえます。原始的ではありますが、このようにして比較していき、昔の偉人はダイヤモンドが1番硬いということを知り得たのでしょう。

硬度の比較はあくまでこすり合わせた時の表面のキズつきやすさです。物質そのものの強さを表しているものではありません。

1-3 鉛筆硬度とモース硬度(鉱物硬度)が混在

ガラスや塗装コーティングなど表面の硬さのレベルとして、鉛筆硬度をご紹介したしましたが、そのほかに「モース硬度」といわれる測度方法があります。どちらもキズのつきにくさを測ったものであるため、混在されてしまうことがあります。

基本的にモース硬度は鉱物の硬さを表すレベルです。モース硬度も1~10の段階で表され、1がキズつきやすく(柔らかい)、10がキズつきにくい(硬い)ことを表します。ダイヤモンドは、モース硬度でいうと10の硬さで表されます。

2.「保護フィルム」と「ガラスフィルム」の硬さの違い

9Hは表面のキズつきにくさのレベルを表していることを説明いたしました。次に、よく迷うポイントとして、フィルムの種類選びが挙げられるでしょう。スマホの画面を保護するためのフィルムは大きくわけて、「保護フィルム」と「ガラスフィルム」の2つがあります。そしてその両者は、素材が異なることから硬さに違いがあるといえます。

・保護フィルム

保護フィルムはPET素材でできています。PET素材はポリエステルの一種で、代表的なものでいえばペットボトルがあります。商品パッケージに本体の素材がPETと記載されていればそれで判別ができます。

厚みがないのが特徴で、その分操作性がよく、値段も比較的に安価です。安いものは、100円均一ショップで購入できます。

しかしながらガラスフィルムと比べると、硬度が劣るため落下した際の衝撃には弱く、表面のキズつきやすさも気になるかもしれません。

・ガラスフィルム

一方ガラスフィルムの素材は、ガラスでできており、PET素材の保護フィルムと比べると衝撃に強いといえます。その分、どうしても厚みがでてしまい、操作性や感度に弱さを感じてしまう可能性があります。ガラスフィルムでも分厚いもの、薄いもの種類も豊富にありますので、強度と操作性の兼ね合いを見ながら選ぶとよいです。

3.「保護フィルム」と「ガラスフィルム」の価格の違い

素材の違う保護フィルムとガラスフィルムは価格にも違いがあるのでしょうか。

・保護フィルム

保護フィルムは上述した通り、100円均一ショップなどでも購入でき、比較的安価なイメージです。画面の保護に加え、「ブルーライトカット」、「のぞき見防止」、「反射防止」「光沢」などさまざまな特殊加工が施されているものが多数あります。この特殊加工のタイプによって、値段も変わってきます。数百円~2,000円以内で販売されているものが多いようです。

・ガラスフィルム

一方ガラスフィルムは2,000円を超える商品が多く、保護フィルムに比べると高価な価格帯となっています。

4.高い強度で保護したいならガラスフィルムがおすすめ

保護フィルムとガラスフィルムの価格の相場をご紹介しました。

機能や価格で選ぶと一見保護フィルムにしようかとお考えに方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら本来の目的は画面の保護です。落下や衝撃に強いものを選ぶ必要があります。キズがつきづらいため安心に保護できるのは、ガラスフィルムです。そのポイントをご紹介します。

4-1 画面割れにはスマホガラスフィルムがおすすめ

もしもiPhoneやスマホを落として画面にヒビが入ってしまった場合どうすればよいでしょう。保険に加入していれば、修理費用は数千円ですむかもしれません。しかしその保険代も月々に数百円程度であっても、1年換算すると数千~1万円ほどかかります。そのためあえて保険の加入を外している方もいらっしゃるかもしれません。保険に加入していないと正規店での修理には数万円かかってしまうことでしょう。

修理のためにお店に足を運ぶ、修理中は代替え機種を使うなど、なにかと面倒なことになってしまいます。ただでさえ画面が割れてショックな時に、時間と労力、お金を費やさなければなりません。

スマホの使用にはそういった危険性をはらんでいます。常にスマホをいじっている、スマホをよく落としてしまう方は、画面割れに強いガラスフィルムをおすすめします。

4-2 見た目重視派にスマホガラスフィルムがおすすめ

ガラスフィルムの素材はガラスでできているため、PET素材のフィルムと比較すると、透明感や光沢感を感じられます。ガラスフィルムを一度使用してみると、見た目にも高級感があることがわかるでしょう。

またキズのつきにくさから、長期間使用してもその透明感や光沢感などをキープできます。

5.まとめ

以上、スマホ画面用のガラスフィルムについて、その硬さの度合いである「9H」や保護フィルムとの違いをご紹介しました。スマホ画面の保護フィルムは多数あり、まずはなにから選ぼうか迷ってしまいます。大きくわけて2つの種類があり、ガラス素材かPET素材か、値段や効果の違いをお分かりいただけたことでしょう。

機能などを把握して選べればいいですが、よくわからず値段だけ見て購入してしまっては、一番避けたい画面割れというアクシデントを引き起こしてしまうかもしれません。ぜひスマホの画面を保護するには、ガラスフィルムを選びましょう。

画面保護機能はもちろん野外でもきれいに画面が見えるLUMIERAがおすすめです。

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