スマホガラスフィルムとスマホコーティングはどっちがおすすめ?特徴や違いを解説
2023.01.18解説
0. 押さえておきたいポイント
・スマホガラスフィルムは、反射防止機能、ブルーライトカットなど様々な機能がついているものが多い。
・スマホコーティングは、何もつけていない感じでガラスフィルムと同程度の強度で守ってくれる
・スマホガラスフィルムは割れても剥がして貼り替え可能だが、スマホコーティングは本体の液晶破損なので本体修理になる。
・画面破損経験があったり破損の可能性を減らしたい方は、すぐに貼り替えられるスマホガラスフィルムの方がおすすめ。
<おすすめのスマホガラスフィルム>
・LUMIERA(ルミエラ)
通常のガラスフィルムの3倍の耐衝撃性を持ちながら、ブルーライトカット機能付きなのにキレイで見やすいという高機能ガラスフィルム。
1.スマホガラスフィルムとスマホコーティングの違い
同じガラス素材でもフィルムとコーティングではなにが違うのでしょうか。それぞれの特徴をご紹介します。
1-1 スマホガラスフィルムの特徴
スマホガラスフィルムはスマホが出始めた頃からあるため、世間の認知度は高いといえます。スマホの購入したらすぐに液晶画面の保護のためにガラスフィルムを貼る方も多いでしょう。
家電量販店や、携帯ショップに行けばずらりと商品が並んでいるのはよく見る光景です。ガラスフィルムの第一の目的は画面をキズから守り、落下させた際に画面割れを防ぐことです。ガラスでできているため、プラスチック製の保護フィルムと比べると強度があり、透明感もあります。携帯アクセサリーのショップなどであれば、店員さんが貼ってくれる場合もありますが、基本的には自信でフィルムを購入し貼り付ける必要があります。
1-2 スマホコーティングの特徴
・スマホコーティングとは
スマホコーティングとは、スマホの画面に直接ガラス素材であるコーティング剤を塗布し硬化させたものです。コーティング剤が、画面の凹凸を埋めながら密着し、硬化することで画面割れを防止します。
スマホコーティングは携帯キャリアショップやアクセサリーショップにて、施工してもらえます。主流な施工方法としては、コーティング剤を布に染みこませ画面に擦り込むように塗布し、スチームなどで硬化させます。この工程を3回ほど繰り返し、徐々に硬化させていきます。市販されているものもあるため、自身で作業することもできます。携帯キャリアショップやアクセサリーショップで施工されているものは、専門資格がないと施工できないものなどもあります。自分でするのに比べて費用は高めの設定になっていますが、効果の持続期間が長いなどのメリットもあります。
・スマホコーティングの特徴
スマホコーティングは、『塗るタイプのフィルム』のようなものです。そのため、見た目には全く変化がありません。見た目が全く変わらないので、携帯キャリアショップなどで施工した際も、目の前で施工し、終わった後に施工証明書をもらうという場合が多いです。また、スマホコーティングは塗るという特性上、施工当初は硬化が十分ではありません。徐々に硬化進み3日ほどでガラスフィルムと同等の効果を発揮します。また、硬度や持続期間は商品によって異なります。硬度は、最終的に9~10H程度、効果の持続期間は半年~3年ほどのものが多いです。商品によって硬度の差はそこまでありませんが、効果の持続期間は商品差が激しいので、選ぶ際は必ず確認しましょう。
2.スマホガラスフィルムを選ぶメリットとデメリットについて
スマホガラスフィルム、スマホコーティングそれぞれ特徴をご紹介しました。
ここではメリット・デメリットをご紹介していきます。
2-1 スマホガラスフィルムを選ぶメリット
①スマホガラスフィルムの種類が豊富
スマホガラスフィルムと言っても種類が豊富にあります。クリアな高光沢のタイプ、反射防止タイプ、ブルーライトカットフィルム、のぞき見防止フィルムなど使用用途に合わせて選ぶことが可能です。
②すぐに貼り替えが可能
スマホガラスフィルムの場合は、割れてしまったり汚れてしまったりしても簡単に貼り替えることができます。
③安価に購入できる
スマホガラスフィルムは性能によって金額が大きく異なります。安価なものだと100円均一で販売されているものもあります。また、フィルムはガラス素材だけではなくプラスチック素材もあります。強度の高いガラス素材はプラスチック素材よりも高い傾向にありますが、スマホコーティングの施工料金と比較すると安いケースが多いです。
2-2 スマホガラスフィルムを選ぶデメリット
①機種によって種類が選べない
液晶画面の大きさに合わせてカットされているので、古い機種やマイナーな機種の場合、取り扱いがなかったり、在庫がない場合があります。インターネットショッピングサイトで販売されているケースもありますが、そもそも製造量が少なく種類を選べない場合ケースもあります。
②端まで貼れない
画面がエッジしている機種などは、全面保護のタイプであっても非常に合わせにくいです。また、スマホケースとの干渉を防ぐためにギリギリいっぱいまでというものは少なく、ケースとの若干の隙間が気になる可能性があります。
③厚みがある
0.2~0.5mmぐらいの厚みがあるため、インカメラ部分や液晶画面の端の部分の段差が気になってしまったり、厚みや素材によっては感度や触り心地が変わってしまう場合があります。スマホゲームをする方には、感度が悪くなることで、操作性を損ねてしまう場合もあります。
3.スマホコーティングを選ぶメリットとデメリットについて
続いてガラスコーティングのメリット・デメリットをご紹介します。
3-1 スマホコーティングを選ぶメリット
①見た目が変わらない
液晶画面全体に薄いガラスフィルムの層を作るイメージなので、フィルムのように端に段差ができることもなく、端が湾曲していても表面に沿ってきれいに覆うことが可能です。段差もできないので、段差の隙間にホコリが入るといったこともありません。ぱっと見た感じではコーティングされていることに気づかず、触っても何の違和感もありません。
②スマホ全面にスマホコーティングが可能
塗布するタイプであるため、スマホ全面のコーティングが可能です。端が湾曲しているタイプや、背面までガラス素材でできている機種、背面のカメラレンズなどの保護にも役立ちます。最近では、背面のカメラ部分が出っ張っている機種が多いので、カメラレンズを守るという意味でも効果的です。
④厚みがない
スマホガラスフィルムでも薄いタイプのものもありますが、やはり貼っている以上その厚さは出てきます。しかしスマホコーティングであれば、薄いガラス層を作るので厚みは全く気になりません。
⑤ぼぼどの機種でも対応できる
スマホガラスフィルムと違い元の形状が決まっているわけではないので、種類や在庫がなく貼れないといった心配はなく、ほぼどんな機種でも対応が可能です。ただし、裏面にスマホコーティングを施工する際は、機種によっては村が出てしまう可能性もあるので、対象商品はしっかり確認しましょう。
3-2 スマホコーティングを選ぶデメリット
①一度施工すると剥がせない
スマホコーティングは塗ってしまうと剥がせません。ガラスフィルムとほぼ同様の強度がありますが、絶対に割れないといったわけではありません。もしも割れてしまった場合は、ガラスフィルムであれば簡単に剥がして張り直しが可能ですが、スマホコーティングが割れた場合は、本体の液晶部分が破損していることになるので、本体画面の修理が必要になります。
②施工できるお店が少ない
スマホガラスフィルムはショップなどで多数販売されていますが、スマホコーティングは販売店舗が少なく、携帯ショップやアクセサリーショップなどで施工してもらう必要があります。対応可能なショップ探しと場合によっては、在庫や予約の確認が必要です。
③値段がやや高価
市販のものを使った場合はスマホコーテイングも安価なものがありますが、効果のある期間が短く、期間を過ぎると効果がなくなるので塗り直しが必要になります。また、店頭で施工してもらう場合は、ガラスフィルムと比較すると値段は上がるケースが多いです。
④ブルーライトカットや反射防止などの機能を付けることができない
スマホコーティングは、塗った感じがほとんど感じず、画面に何もつけていないような感覚で利用できる一方、ブルーライトカットや反射防止などガラスフィルムにはあるような機能がついていません。
4.ガラスフィルムとガラスコーティングどっちがおすすめ?
ガラスフィルムが合っている方、ガラスコーティングが合っている方、それぞれのポイントをまとめました。
4-1 ガラスフィルムがおすすめの方
- 普段からスマホをよく落としてしまう方
- ポケットや鞄にほかの荷物と一緒にスマホを入れる方
- 強度の高い保護と値段を考慮したい方
- スマホを下取りに出す予定の方
- ブルーライトカットや反射防止などの機能が欲しい方
4-2 ガラスコーティングがおすすめの方
- フィルムやスマホケースをつけたくない方
- 自身の機種のフィルムやケースが販売されていない方
- 端のカーブ部分や背面カメラまで保護したい方
- フィルムをうまく貼れない方
5.迷ったらガラスフィルムがおすすめ
スマホコーティングは画期的なアイディアで見た目にも美しく素晴らしい保護アイテムです。しかしながら、その保護アイテムが割れてしまった場合に、剥がすことができないためそのまま使用を続けるかスマホを修理に出さなければなりません。ここは最大のデメリットといえるでしょう。費用も時間もとられてしまいます。
一方、スマホガラスフィルムは、もし落としてしまっても、ガラスフィルムだけが割れスマホの画面は割れていないといったケースが多く見受けられます。割れてしまっても新しいものに簡単に交換できるため、スマホ本体を保護する目的でつける場合はスマホガラスフィルムがおすすめです。一言にガラスフィルムと言っても高光沢、反射防止、ブルーライトカットなど種類がたくさんあるので、別記事も参考に比較検討してみてください。
<参考記事>
ブルーライトカットフィルムについて詳しく紹介しています。
iPhoneだけでなくスマホガラスフィルム全般について詳しく説明しています。
6.まとめ
以上、スマホガラスフィルムとスマホコーティングについてそれぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介しました。ガラスコーティングについて耳にすることはあるけれど、実際どういった特徴があるのかご存知ない方も多かったのではないでしょうか。保護アイテム選びに迷われた場合には、ガラスフィルムがおすすめです。